11月27日は、盛岡から啄木研究家の山本玲子さんの運転で中尊寺の、中尊寺仏教研究所の所長、佐々木邦世(ささきほうせい)様にお目にかかりに行きました。
佐々木様にお目にかかるのはドナルド・キーンのお別れの会以来ですから5年半ぶりですが、とてもお元気なので驚いたくらいです。
2011年9月11日にドナルド・キーンは、佐々木邦世様の司会で本堂で短い講演をしましたが、その講演は東日本大震災の被災者を励ますもので非常に感動的でした。
私と山本さんは、その時に控室として使わせていただいた本堂横の応接室に案内され佐々木様の歓待を受けました。佐々木様はドナルド・キーンの記事などをスクラップして大切に保存されていました。
私も山本さんもいろいろと佐々木様に質問させていただきました。
1955年にドナルド・キーンが中尊寺をお訪ねし、国宝の華鬘を手にした写真(撮影は、渡部雄吉氏)で、ドナルド・キーンの横に写っておられる方は、佐々木様のお父さまで佐々木実高(じつこう)様とのことでした。ドナルド・キーンは、お父さまの実高様、そして邦世様と親子にお世話になってきたのです。そして今は私が邦世様にお世話になっているというわけですね。
国宝の華鬘をドナルド・キーンが素手で持たせていただいたのですから驚きです。
以下の写真は、1955年に華鬘を佐々木実高様に持たせていただいているドナルド・キーンです。
そして今回応接室で私たちを歓待して下さった佐々木邦世様。それから2011年9月11日に中尊寺に行った際に新幹線の中でネクタイをするドナルド・キーン。そして邦世様の司会で本堂で講演するドナルド・キーンなどです。