父の命日である２月２４日（金）に、北区の我が家から遠からぬ滝野川会館で平野啓一郎さんの講演が北区の主催で行われました。父とは、５３歳の年の差がありましたが、父は平野さんを高く評価し、若いけれど幅広く深い知識のある小説家と言っていました。

講演の内容は分かり易く、時にユーモアにあふれ満員のお客様の反応は素晴らしいものでした。

私がかつて父が、「ファシズムを象徴する黒の洋服が嫌いです」と言っていたことをどこかでお話ししたことを平野さんは覚えておられました。そしてこの日、黒の洋服を着て出かけようとしたのですが、そのことを思い出され、着替えて来られたのだそうです。私はなんだか申し訳なく思いました。

平野さんについての講演会の記事が毎日新聞（３月４日）と朝日新聞（３月２９日）に掲載されました。