長年、そう戦前から続いていた、我が家ではドナルド・キーンと私の二代によって、たぶん60年以上愛用されてきた文藝春秋の文藝手帖が2025年版をもって発行を終了することになったという。
ウーン、残念無念としか言いようがありません。2025年版は貴重な最期の一冊になるでしょう。大切に使わせていただきます。
写真はドナルド・キーンが使っていた2006年版ですが、6月27日午後にはSeidensteker(サイデンステッカー)先生と会っています。たぶんいつも会うのは上野でしたから、場所は書かなかったのでしょう。翌28日にはお茶の水女子大学の日本文学の教授で、近くに住んでおられた高木きよ子先生とコンサートに行ったようです。
26日は、父自身も「ボクの英語は汚くて読めないです」と言っていたように判読は難しいですが、Ozaki Yomiuriとあります。当時読売新聞に毎週自伝を連載していたので、読売新聞の尾崎真理子さんに午後3時に会ったのだと思います。
最後の写真は、来年度版でこれが最後の文藝手帖です。