日々、ドナルド・キーンとともに

月刊『新潮』10月号にドナルド・キーンの未発表原稿

2024.9.8 / 

昨日出たばかりの月刊文芸誌『新潮』に、ドナルド・キーンの未発表原稿が、角地幸男さんの序説と翻訳によって発表されました。

1990年の原稿ですが、ある理由から発表が見送られてお蔵入りされていたものです。その理由は角地さんの序説によって明らかにされています。

読者の対象がアメリカ人であったため、見方や表現がいつものドナルド・キーンと違っていて極めて興味深く思いました。皆様にもできれば読んでいただきたいと思います。

「三十七年後の日本」というタイトルですが、初めて来日した1953年から1990年まで37年間の日本の変貌ぶりを、ドナルド・キーンの体験や感性によって記されています。私自身読んでみて実に面白かったです。