文藝春秋の文芸誌『文學界』1月号の「今月のエッセイ」に私の“『福田恆存の手紙』を読んで”が掲載されました。
著名な作家や評論家と肩を並べるように私などが『文學界』に執筆したことは、嬉しいような恥ずかしいようなですが、嬉しいというのが本音です。
執筆依頼があった時は、どうしたらよいか迷いましたが、本気で書きましのでお読みいただければ幸いです。
父と親しかった福田恆存さんの息子さんの福田逸さん編著『福田恆存の手紙』は名著です。オビにある通り、希代の文学者、福田恆存の息づかいがよみがえります。手紙は、大岡昇平、吉田健一、ドナルド・キーンら文学者、芥川比呂志、杉村春子ら演劇人などなど。福田逸さんの解説やお考えと共に大変読み応えがありお勧めの一冊です。
戦後日本を代表する知識人、福田恆存が今まさに蘇る思いでした。『父・福田恆存』(福田逸著:文春学藝ライブラリー)もおおいにお勧めです。