今日文藝春秋社から『福田恆存の手紙』(福田逸 編著 文藝春秋)が送られてきた。十一月十日が第一刷発行となっているので、店頭に並ぶのは一週間くらい先かもしれません。
福田恆存とドナルド・キーンは二人の間に交わされた書簡を見ても分かる通り親しい友人だった。福田恆存(つねあり)については、以下をご覧ください。
私の以前からの知識(ドナルド・キーンを知る前の知識)としては、シェークスピアの翻訳者、劇作家としての存在だっただろう。著者の福田逸(はやる)氏は、福田恆存の次男で一昨年、神奈川近代文学館の「ドナルド・キーン展」でお目にかかった。
『福田恆存の手紙』のオビから、第四章ドナルド・キーンとの往復書簡と第五章キーンへの手紙、その後、この二章がドナルド・キーンに関することだが100頁近くが割かれている。福田恆存からドナルド・キーンへの手紙の多くは、コロンビア大学に所蔵されており、僅かであるが私の手元にあるものを逸氏に提供させていただいた。
なにしろ 今晩から読み始めるのをものすごく楽しみにしている。