財団からのお知らせ

狂言会(9月27日:銕仙会能楽研究所)

2024.10.20 / 

もう三週間も前になりますが、ドナルド・キーンと、谷崎潤一郎、三由紀夫、二世茂山千之丞が出会ってから70年になることを記念して狂言会を、東京と京都で開催いたしました。

先ず東京の銕仙会能楽研究所で開催された狂言会についてご報告です。

超満員で、かなり無理をして席数を増やしたのですがそれでも足りず、チケットをご購入できなかった方も多くおられご迷惑をおかけいたしました。心よりお詫びいたします。

 

ドナルド・キーンの愛弟子・ローレンス・コミンズ先生率いるポートランド州立大学の学生さんたちの英語による「附子」(コミンズ先生の主、Harleyの太郎冠者、Corbanの次郎冠者)はとても分かり易く面白くてお客様はとても楽しんでくださいました。また狂言小舞(コミンズ先生の謡とLumikiの舞)はきれいで、ときにユーモアがありとてもよくて、こちらも好評でした。三人の学生さんたちは、日本の伝統芸能を一生懸命学んで下さり、立派な舞台をつとめて下さいました。

プロの狂言師の皆さん(三世茂山千之丞、茂山茂、網谷正美)による狂言小舞「細雪」と三島由紀夫翻案による「附子」は、勿論素晴らしかったのですが、写真掲載のお許しを頂いた上で後日ご紹介させていただきたいと思います。

写真は、最初の二枚は英語による「附子」、そして次の二枚は狂言小舞です。

(写真は、すべてコミンズ先生の教え子のMinh Ngoです)