悲しいお知らせです。
俳壇の重鎮、黒田杏子先生がお亡くなりになられました。突然の訃報に驚きました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
黒田杏子さん死去 84歳 「平和の俳句」選者:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
俳人の黒田杏子さん死去、代表句「白葱のひかりの棒をいま刻む」:朝日新聞デジタル (asahi.com)
父ドナルド・キーンも私もどれほど先生にお世話になったことか。悲しい気持ちでいっぱいです。
最後にお目にかかったのは昨年7月31日に草加市で。そして最後にお電話があったのは、父の命日「黄犬忌」(2月24日)の数日後でした。相変わらずお元気なお声でいらっしゃいました。父亡き後、ドナルド・キーン記念財団の理事にもなっていただき、どれだけ励まされたか分かりません。
いつも黒田先生と父が似ているなあ、と感じていたことがあります。それは、ふたりとも、人一倍せっかちだったことです。それだけいつも頭の中がぐるぐる回っていたのでしょう。
思い出が沢山あり過ぎて。
黒田先生、さようなら。
ありがとうございました。
写真は、2017年12月19日にお茶の水の丘の上ホテルで、黒田先生の件の会で父と私の共著『黄犬ダイアリー』(平凡社)の出版記念パーティを開いていただいたときでした。金子兜太先生、鳥越文藏先生もご一緒でした。司会は黒田先生がして下さいました。